日本にもグリーンリカバリーの波を |
|
2009-01-01 Thu 21:52
読者のみなさま
2009年の年明け、おめでとうございます。 元旦に配達された新聞各紙は、暗い世相と同時に、日本の底力を見直そう、というキャンペーン企画が目につきました。 2008年は、世界的な金融不安が日本を直撃し、いささか日本全体が気分的に、へこんでしまった感がありますが、わたしたち日本人の実力は見捨てたものではないと、私は確信しています。 環境面でいえば、むしろ、世界が日本の環境技術を必要とする時代がようやく本格的に始まろうとしていると思います。かつて、欧米の有力自動車メーカーは、日本のハイブリッド車を「中途半端な環境対応であり、本命は燃料電池車や水素自動車である」として、 日本の努力を冷笑し、一顧だにしなかった時期がありました。いま彼らはそれを忘れ去ったかのように、日本を追いかけてハイブリッド車の開発に血道をあげています。 ところで、昨秋から日本でも国内排出量取引の大規模実験が始まりましたが、まだまだこの制度は実験以外のなにものでもなく、不備かつ不完全であることは政府みずからも認めるところです。 しかしながら、なんどもわたしが指摘しているように、とにかく一歩を踏み出したのですから、地域排出量取引で先行しているEUを反面教師にして、マネーゲームではなく、企業の利益と国民の利益にかなった日本型排出量取引システムを創設していこうではありませんか。 私たちJCTXグループは、2004年から国内クレジット取引制度の導入を提唱してきました。やっとよちよち歩きながらスタートしたこの制度を「這えば立て、立てば歩めの親心」ではありませんが、進化させる責任を感じています。 アメリカでは、今月、オバマ新政権がいよいよ活動を開始します。若き大統領は、早くも環境をてこに、米国経済を立て直すことを明確にしました。これが「グリーンリカバリー」です。日本も、経済的苦境のいま、環境問題への取り組みが薄れそうになりがちですが、こうしたときこそ、アメリカに見習って、環境をてこに、経済と環境の両立によって日本を再び浮上させたいものです。 今回の旅もフランス最北・ノルマンディー地方です。俳聖といわれる芭蕉翁が「笈之小文」のなかで、みずからを風羅坊芭蕉と名づけ、「百骸九竅の中に物有。かりに名付て風羅坊といふ。誠にうすものゝかぜに破れやすからん事をいふにやあらむ」と書いたように、わたしは、家にじっとしていると、訳もなく、風の吹くまま、どこか遠くに出掛けたくなる衝動に駆られます。 この写真は、あの世界遺産「モンサンミシェル島」です。手がかじかむような晩秋。地平線から昇る太陽を待ち焦がれながら、やっと空が明るんできました。そのとき、雲ひとつない空を見上げたら、この風景が見えました。カモメの声も聞こえず、あたりは深閑としています。「思えば遠くに来たもんだ・・・」と口ずさみたくなるような、強烈な旅情を掻き立てられる朝でした。
|
この記事のコメント |
|
|
||
| 管理者だけに閲覧 | ||
|
|
||
この記事のトラックバック |
|
| jctx blog |
|



