2016-09-18 Sun
◆月下美人が咲きました。満月の夜、たった一晩しか咲かないという神秘の花です。残念ながら私自分で栽培したものではありませんが、同じマンションに住む同好の方が丹精して育てた一鉢です。
◆マンションの集会室に特別に展示され、深夜まで住民が入れかわり立ち代わり、鑑賞に訪れていました。夜中の3時ごろまでに満開になり、しぼんでしまうとのことでした。
◆メキシコの熱帯雨林が原産地のクジャクサボテンの仲間だそうです。
私も、時間を置いて2回、見に行きましたが、だんだん満開になっていく様に、自然界の神秘を感じたことでした。
Gekka-bijin, a mysterius flower named the Epiphyllum oxypetalum or the Queen of the Night, which bloomes just one time at
the midnight of the full moon, bloomed last midnight.



スポンサーサイト
2016-09-08 Thu

◆ほぼ10年ぶりに見たサグラダ・ファミリア大聖堂です。10年前は工事現場そのままで、コンクリートの微粉が舞う中を、足元の工事資材をよけながら、おそるおそる歩いたことを思い出しました。オフシーズンだったため、尖塔までの工事用エレベーターも観光客がまばらで、すぐに上ることができました。

◆今回は、チケットが入手できなかったため、市内循環の観光バスの2階デッキから見学しました。中国人などの大観衆が列を作って入場を待っていました。あと何年かで完工?という話を聞きましたが、まだ当分、こんな感じでしょうか。
◆ガウディの設計思想を知ることができる、地階の設計資料室も10年前には行くことができました。自然の造形に学ぶことを信条としていたガウディ、自然界には直線が存在しないことを強調し、独自の曲線を取り入れた彼の建築作品は、いまでもバルセロナ市内のあちこちで見ることができます。

2016-09-06 Tue

◆スペイン・アンダルシア地方のセビリア市には、いたるところにこのような紋章があります。
NOとDOの間に8というか、無限大マークを縦にした模様です。

◆真ん中の8の字は「糸巻き」を意味します。
13世紀、時の国王アルフォンソ10世は息子に王位を奪われました。
◆国中が彼を見放す中、セビリア市民だけはアルフォンソ10世を支持し続けたことから、アルフォンソ10世は、「あなたたちだけが私を見捨てなかった(NO ME HA DEJADO)」と感謝の言葉をセビージャに贈ったそうです。アンダルシアの方言では、この言葉は「NO MADEJADO」となります。「MADEJA」が糸巻きを意味するスペイン語なので、こういった紋章になったそうです。
◆日本の古い城下町にも伝承されている歴史秘話がありますが、ちょっと面白い話ですね
2016-07-06 Wed
◆ヨーロッパ各都市には、市民や観光客が気軽に借りられるレンタサイクルの仕組みが急速に普及しています。私も英国のロンドン、南ドイツのフライブルク、カールスルーエなどでたびたび利用しましたが、一人旅するときはたいへん便利なものです。
◆今回訪問したバルセロナでは、2007年春からレンタサイクルシステムのBicing(ビシング)が始まっています。聞けば、レンタサイクル先進都市のフランス・リオンの仕組みを見習ったそうです。14箇所のステーションと200台の自転車で始まりましたが、いまでは街角にたくさんの無人ステーションがあり、多くの市民が気軽に利用していました。


◆バルセロナのレンタサイクルの仕組みはほかの都市と、ほぼ一緒です。
まず事前登録してカードを発行してもらい、2時間までを限度としてどこのステーションでも貸出し、返却できるというものです。これは公共交通の一部として短い距離・時間での利用を想定しています。
◆利用料は1年間で24ユーロ(または1週間で1ユーロ)。当初30分の利用はこの料金に含まれ、30分を超えると30分ごとに0.3ユーロ追加料金がかかります。原則2時間までの利用なので、2時間を超えると1時間あたり3ユーロのペナルティがかかり、24時間以内に返却しなけれなさらに150ユーロがかかります。1台の利用時間が30分を超えなければ、当初の利用料金内で何度でも利用できます。
◆この写真は大都市セビリアのレンタサイクルステーションです。GPS機能付きなどのハイテク装備と聞きました。

◆日本でも、名古屋などの大都市や有名観光地でレンタサイクルの仕組みが普及しつつありますが、「貸自転車」のイメージにとどまっていると思います。写真は、私のオフィスの近くにある自転車専用レーンです。まだ距離は短いものの、本格的に自転車社会を実現させようという意欲が感じられます。道の広い名古屋ならではの、ちょっと立派すぎるレーンで、ほかの都市では無理かもしれませんね!

2016-06-22 Wed
スペイン紀行その2です。◆今回はスペイン直行便ではなく、フィンランドのヘルシンキ経由でスペインに入りました。これまで、スウェーデン、デンマークには環境調査等で訪問していますが、フィンランドに立ち寄ったことがなかったので、ゆっくり1泊することにしました。

◆きれいな港町の散策、湾内クルーズなどを楽しみました。港から戻る途中、公園の遊歩道のかわわらに、ソーラーパネル付きのごみ箱「ビッグベリー」を見かけました。2014年に日本でも販売が始まったことはメディアで見たことがありますが、現物を見たのは今回が初めてです。

◆このユニークなごみ箱は、米国マサチューセッツ州ニュートンで2003年に設立されたベンチャー企業が開発した製品です。日本の総発売元によれば、世界大都市気候先導グループ「C40」によりベストプラクティスに選ばれアワードを受賞しており、世界45か国以上の自治体、大学、公園、アミューズメント施設などに向け事業を展開しているそうです。
◆米国ではフィラデルフィア市(500台以上)やボストン市(600台以上)などの自治体や、ジョージア大学やハーバード大学、マサチューセッツ工科大学などの教育機関で広く導入されているほか、世界45か国以上でごみ収集作業の効率化に大きな成果を上げています。

Bigbelly solar社HPから
◆ごみ箱は、内部の蓄積状況を知らせる機能を持つスマートベリー、通信機能に加えて内部のごみを自動的に圧縮する機能を持つビッグベリーの2タイプの製品があるようですが、どのタイプも、箱上部のソーラーパネルで発電・蓄電します。
◆ごみの蓄積状況を携帯電話網を介して発信するごみ箱と、ごみ箱個々の情報を随時集計して最適な収集ルートを算出する管理コンソールで構成されたスマートごみ箱ソリューションです。
ごみが溜まったごみ箱のみを選択して収集計画を立てることができるほか、収集ルートの最適化による作業時間の短縮や燃料代の削減、ごみ収集従事者の人員配置やごみ箱設置場所の最適化などが行えます。また、個々のごみ箱の状況はスマートフォンやタブレット端末などで確認できるため、担当者が外出先から確認することも可能です。

Bigbelly solar社HPから
◆日本でも、これからもっと普及するといいですね。